漢方薬という言葉を耳にするとなんとなく古臭くて、とにかく長い間のみ続けなければ効かないという印象をお持ちの方が多いのではないかと思います。確かに漢方薬は約1800年前に確立された診断法を引継ぎ、証という病気の診断方法も現代人にとって理解しにくいところがあるように思えます。しかし、近年では科学的な研究が進み、漢方の薬理も次第に明らかにされ、医学的にもその薬効が確認されるようになりました。1972年に医療用漢方薬が登場して以来、西洋医学の診療の中にも取り入れられるようになり、現在では70%以上の医師が漢方薬を日常診療に用いています。漢方治療の特長は病気のある部分だけを考慮するのではなく、からだ全体のバランスを整えることにより、自分自身の持っている「治す力」を利用して治療する方法です。そのようなことから最初はいろいろな症状を尋ねられるかもしれませんが、どれもが全身の状態を推し量るのに重要な意味を持っています。 漢方では、誰もがもともと持っている、病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高め、からだを整えることを基本にしています。 一方、最先端の研究に基づいて開発された化学合成による新薬は特定の疾患に対して鋭い作用を示し、様々な疾患の治療に大きな貢献をしてきました。しかし、例えば不定愁訴と呼ばれる病状(検査をしても特に異常は認められないのに生じる頭痛、胃腸症状、関節痛、神経痛、倦怠感、手足の冷え)やアレルギー疾患、自己免疫疾患などでは漢方薬が驚くほどの効果を示す場合も多いのです。合成新薬にはそれなりの、漢方生薬にもそれなりの有利な特徴があり、これらを上手に使っていくのがベストではないでしょうか。漢方以外の治療を受けて満足できる結果が得られていない場合は漢方の扉をくぐってみることをお勧めします。健康上困っている方で、漢方に興味をお持ちの方は一度気軽にご連絡下さい。 |
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